私は今年３月で高校を卒業します。

高校では調理師コースを選択し、調理を勉強しましたが、調理を担当される先生が、厳しい存在で苦手でした。

少しでも間違えると「できないならやめたら」と言い方がきつく、涙することもありました。

しかし母から、「そういう人って社会に出れば必ずいるから、そういう人ほど自分のプラスになるんだよ」と諭され、「私たちに立派な調理師になってほしいから厳しく言われるのかもしれない」と思い直し、自分から先生に歩み寄っていこうと、先生の所に行っては意見を聞きました。

最初は不機嫌そうでしたが、実習の時もしつこいくらいに質問したことで、先生も次第に「ちゃんとできてるの？」と声をかけてくれるようになりました。

その後、検定試験があり、先生から合格通知を受け取った時には涙が止まりませんでした。

合格したことよりも、あんなに苦手だった先生がいつの間にか大好きになっていたからです。

ともするときつい言葉を言う人を批判しがちですが、どんな人の言葉も素直に受け止めることで自分が成長できるように思います。