転職
2024.05.25
転職したい!と悩んだ時に不安を感じないために押さえておくべきこと
転職したいと悩んではいるものの、うまく進められず、現状維持のままになってしまうことがあります。仕事は生活をする上で大切なものですし、様々な変化や見えない未来を考えると仕方のないことです。
だからこそ、転職がどのようなものか知り、悩んだ時にどうすべきか、不安に感じやすいことなどを理解し、自分自身で解決できるようにしていきましょう。
今回は転職したいと悩んだ時に押さえておくべきこと、転職時に不安を感じやすいことと解決策、転職に悩む時、退職を決めかねる時の心構えについてお話しします。
転職したいと悩んだ時に押さえておくべきこと
転職は元気な状態で進めた方が良いと理解する
転職したいと悩んだ時、まずは元気な状態で進めた方が良いと理解することから始めましょう。心や体が疲れた状態ですと、不安な状態で判断をすることになるため、余計に疲れますし、うまく進まないこともあるのが理由です。
同様に元気がなく、ネガティブな気持ちのままですと、面接時などにもマイナスな印象を与える可能性があります。転職を成功させるためにも、まずは転職したいと悩んだ時点で、元気な状態を作るというイメージを持つこと、ネガティブに考えすぎずにポジティブに考えることをおすすめします。
自分の心身の状態を棚卸しする
転職したいと悩んでいる時、少なくとも悩んでいる状態であるため、ポジティブな状態とは言えません。特に何かしらのネガティブな理由があって現職に悩んでいる場合など、心が疲れていることもあります。そして心の疲れは、体に影響を与えやすいため、元気な状態とは言えない可能性が高いです。
まずは自分の心身の状態を棚卸しすること、把握することも重要だと考え、暗く考えすぎてはいないか、一時的な体調不良ではないかといったような目線で客観的に見るようにしましょう。実際に一時的な気の迷いということは誰しもありますし、季節の変化や加齢によって心にも体にも変化が訪れます。自分自身の状態を把握し、それでもやはり転職すべきだと考えたら、転職すると決意することが大切です。
自分のキャリアやスキルを棚卸しする
転職に悩んだ時点で、自分のキャリアやスキルを棚卸しすることも重要と言えます。今までの業界や業種でどのようなことを学んだのか、現在の仕事とは別でどのようなスキルがあるのかを把握し、自信を持って応募できるようにすることが止められるのが理由です。
同時に、自分自身の性格や仕事に対する取り組み方など、スキルとは別の部分の自分の長所を把握すること、短所についても理解を深めて、今後の仕事では短所を意識しながら上手に働けるようにすることなども考えるようにしましょう。
外的な要因か内的な要因かを明確にする
転職で悩んだ時、自分自身のことについてある程度把握が済んだら、外的な要因か内的な要因かを明確にすることが大切です。例えば職場環境や人間関係、もしくは給与に不満があると言ったようなことがあれば外的な要因であり、簡単には状況を変えることはできません。
逆に自分自身の何かが理由であれば内的な要因として、状況を変えられる可能性もあります。ただし、仕事がうまくいかない、今の仕事は自分に合っていないというようなことであれば、無理に状況を変えようとすると余計に疲れてしまうので注意しましょう。
要因を明確にすることで、自分自身と悩みを切り分けることにつながります。悩みは悩み、自分の心と体は別なんだと考えることで気持ちの整理をつけることが大切です。
失業手当や公的機関の手続きについて調べておく
ある程度現在の状況が把握できるようになったタイミング、そして転職活動などをする前に失業手当は公的機関の手続きについて調べておきましょう。なるべく元気なうちに調べておくことで、正常な判断で調べ物ができますし、いざ退職するタイミングでも困らないようにするためです。
同時に、退職したタイミングでは不安でネガティブになる可能性だけでなく、ポジティブな気持ちで一定期間休みたいという気持ちも出てきます。そのため、失業手当や公的機関の手続きを先延ばしにしてしまいがちですので、ちょっとの間休むとしても先にそういった手続きはしておくこと、後回しにして損をしないように注意しましょう。
転職時に不安を感じやすいことと解決策
一番不安に感じるのはお金
転職時に不安を感じやすいこととして、やはり一番不安に感じるのはお金です。そのためある程度の貯蓄があったり、失業手当がもらえたりするような状況ですと、不安を解消しやすくなります。退職するタイミングでは、何ヶ月間か生活できるだけの余力を残して退職をするということを忘れず、退職する前にある程度転職の目処を立てておくこと、もしくはつなぎの仕事でアルバイトやパートをすることなども考えておくと安心です。
極端なことを言えばお金の問題さえ解決しておけば、多少のことは何とでもなります。生活ができるような循環を作っていくこと、新しい生活環境を組み立てていくことを意識して、自分自身や周囲の変化を楽しむと良いでしょう。
お金による不安で心身が病んでしまうことも
お金の問題が解決しない場合、お金による不安で心身が病んでしまうこともあります。心身が病んでしまうと元気になってからという形で転職が遠のいてしまう可能性があるため、お金による不安を先に解決しておくべきということです。
失業手当がもらえるなら失業手当をもらい、難しい場合はアルバイトやパートを前もって申し込んでおくなど、収入が完全に0にならないようにすると良いでしょう。また、家族と一緒に住んでいる場合は、思い切って甘えてみることも重要です。ほんの少しの充電期間として猶予をもらい、再出発の元気を蓄えながら転職活動を行うと成功しやすくなるでしょう。
なかなか転職できないことに対する焦り
転職時に不安を感じやすいこととして、なかなか転職できないことに対する焦りもあげられます。特に昨今では業界や業種によっては人手不足が深刻な問題になっており、ニュースでもたびたび報道されてはいるものの、いざ転職活動をするとうまくいかないと言ったことがありえるのです。
次の仕事を現在の仕事と同じものを選ぶのか、他業種を選ぶのかなども含めて、やはり元気なうちに考えておくことが大切です。特に何も決まっていないまま退職したような場合、次の仕事を決めるという時点でつまずいてしまうこともあります。ある程度、業界や業種を定めておくこと、同時にどのような形で転職活動するのか決めておくことで解決できるようになるでしょう。
「現状維持の方が良いのではないか」という不安
転職時に不安になりやすいこととして「現状維持の方が良いのではないか」という不安もあげられます。現実問題、転職したいと悩む場合、人それぞれに理由や原因があり、実際には転職をしなくても良いという状況下にある場合も考えられるため、転職が正しいのかどうかという点で悩んでもおかしくはありません。
体調不良や心が弱っている時など、一時的な気の迷いは誰にでもありますし、判断がうまくできない、心の整理ができないと言ったこともあるでしょう。そのため、悩みが迷いになってしまい、迷ったまま先に進めなくなってしまいます。
解決策としては、やはり心と体の元気を取り戻すこと、その上でもう一度判断することが重要であり、元気になっても転職すべきだと考えれば、ポジティブな気持ちで決意を固めると良いでしょう。
環境やライフスタイルの変化に対する不安
転職時に不安になりやすいこととして、環境やライフスタイルの変化も挙げられます。いわゆるちょっと先の見えない未来が不安になってしまうことで、ネガティブなことばかり考えてしまうような状況です。
現実問題として、普段歩く道順、いつも購入する食品、毎日楽しみにしているコンテンツなど、変化がないことで安定と安心を得ているという心の動きもあり、ごく自然なことと言えます。
不安に感じないようにするためには、変化を過大評価しすぎないこと、こだわりすぎないことが大切です。逆にちょっとした日々の変化をとらえて、変化を楽しみ、変化そのものが成長とポジティブに受け入れていくと良いでしょう。
転職に悩む時、退職を決めかねる時の心構え
他人や環境を変えることは難しいということを知る
転職に悩む時、退職を決めかねる時の心構えとして、他人や環境を変えることは難しいということをまずは理解しましょう。状況にはよるものの、明らかに忙しすぎる、毎日疲れが取れないと言ったような状況下の場合、個人では環境を改善することはできません。
同様に人間関係の場合においても、どんなに自分がポジティブに対応していても、相手がネガティブに対応するのであれば、やはりそこは変えられないのです。もしかしたら良くなるかもしれないという気持ちでいるのではなく、しっかりと決断して転職に前向きになると良いでしょう。
転職先を見つけてから退職しても遅くはない
退職を決めかねる時の心構えとして、転職先を見つけてから退職しても遅くはないということも知っておいてください。働きながら転職活動をするのはそれなりに大変な場合もありますが、退職したからと言っていきなり収入が途絶えるといったようなネガティブな考え方を持つのは避けましょう。
退職しないまま収入がある状況であれば、少なくともお金に不安を感じることはありませんし、収入があれば体調や心の健康を維持しながら、元気な状態で転職活動を続けることができます。特に、初めて転職する場合など、転職活動自体が初挑戦の方もいらっしゃるでしょう。転職活動自体が新しい変化だとポジティブに捉えて、前向きな気持ちで取り組むことをお勧めします。
心身ともに限界な場合は公的機関、家族や知り合いを頼る
心も体も限界だと感じている場合は、転職活動そのものが難しくなる可能性もあるため、早い段階で公的機関や家族及び知り合いを頼りましょう。心の病気の場合においても、退職することで改善できる余地があれば、失業手当をもらえる可能性はあります。同時に、家族や知り合いに相談することで、気持ちが入れ替わり簡単に解決することもあるのです。
転職時や退職時に悩むという時点で、ストレスがたまり始めているということを理解し、ストレスがたまるということは体にも影響があると知っておきましょう。元気な自分を取り戻すこと自体が、転職活動の第一歩だということは一番に覚えておいてください。
自分の心と体を一番に考える
転職活動に悩んだり、本当に退職すべきか悩んだりする場合、一番優先すべきなのはお金ではなく、自分の心と体だということを重視してください。特に転職や退職に悩みながら働くのはとてもつらいですし、そもそも仕事環境がきついような状況ですと、疲弊したまま前に進めないこともあります。
転職や退職は決してネガティブなことではありません。だからこそ、元気にポジティブに転職活動をするために、元気な状態を維持できるように、仕事の疲れで転職活動が進まないということがないように心がけると良いでしょう。
転職しないという選択肢も考えてみる
転職や退職に悩みすぎていると感じたら、転職しないっていう選択肢も考えてみましょう。現実問題として、少なからず生活ができており、それなりの楽しみがあるなら、自分が持ってるよりも状況がネガティブではない可能性もあります。ただし、その場においても家族や知り合いなど周囲に相談することが大切です。
自分自身だけで退職しないと判断してしまうよりも、他の方の意見を聞くことで気持ちが変わるかもしれませんし、何よりもさらにネガティブな状況に陥る前に、助けを得られる可能性もあります。同時に、すでに無理をしているような状況ですと、客観的に自分の状態がわからないこともあるため、第三者からの意見も取り入れながら、自分自身で気持ちを固めることを重視してください。
まとめ
今回は転職したいと悩んだ時に押さえておくべきこと、転職時に不安を感じやすいことと解決策、転職に悩む時、退職を決めかねる時の心構えについてお話ししました。
転職したいと悩む時、人にもよりますがネガティブな要因がある可能性があります。しかし、今まで生活するためにお世話になった職場ということを考えてしまったり、見えない未来に不安を感じてしまったりするとなかなか決断することはできません。
だからこそ、しっかりとした準備をすること、心も体も健康な状態にすることを重視して、見えない未来を自分自身で組み立てて安心できるようにすることが大切です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が転職にお悩みの方のお役に立てれば幸いです。