人生のミッションがあることを娘から教えてもらいました。
稲山 里恵さん(46歳)
参加プロジェクト:Ethics Fan Meeting2024、秋。
娘が幼い頃、成長が遅く特に言葉の習得が遅いことが気になっていました。
小学校へ入学する際は「通常クラスか特別支援学級、どちらに在籍するか親御さんが決めてください」と言われたものの、周りと違う選択をする勇気がないと悩みました。
それでも娘のことを思えば、支援学級へ行った方がいいと判断しました。
言葉がほとんど出ないまま小学校にあがった娘は、身振り手振りで伝えることをあきらめず、周りに助けてもらっていたようです。今では、よき親友となった友だちもできました。
夫の仕事の関係で、障がい者向けのグループホームのことを知りました。
夫は「俺たちもやってみないか」と言い出しました。「できるわけないやん!」と始めは反対しましたが、説明会に参加すると、「いいね! 素晴らしい!」との気持ちになっていました。
グループホーム立ち上げから3年が経ちました。
夫婦二人で力を合わせなければ、到底乗り越えられない人生のミッションがあることを娘から教えてもらいました。