身近にある愛情に気付くことができて幸せです。
廣田 真理子さん(43歳)
参加プロジェクト:Ethics Fan Meeting2024、秋。
今から30年前、当時小学生だった私は、小学校4年生の時にそれまで仲良しだった友達のグループから仲間外れにされてから、学校を休むようになりました。
人を信頼していても裏切られるのではと、考えるようにもなり、それは親に対しても同じで、本当は私のことなんて嫌だと思っているに違いないと考えては、心がどんどん塞いでいったのです。
結局、学校へはほとんど行かず、代わりにアルバイトをし始め、知り合った夫と20歳で結婚しました。やがて3人の子に恵まれましたが、それぞれに気がかりなことも多くありました。
学校へ行きたくないとグズグズした心が染みついた自分を変えないと、子どもたちも同じように育ってしまうと思いました。
一番の努力として、朝は早く起きることを続けました。
小さな努力が積み重なっていくにつれ、気がかりな部分を見つめるのではなくわが子の成長を喜んでいったらいいと思えるようになったのでした。
試行錯誤しながら子育てしていく中で、親もこうして私を育ててくれていたことに思いが至り、身近にある愛情に気付くことができて今は幸せです。