現在、保育園で保育士としてはたらいています。

親子遠足があった時のこと、司会進行をしていた先生の声が、拡声器を使っても通らず、保護者も子どもたちもあまり聞いていない状況でした。

正直「もっと口を大きく開けて、お腹から声を出す努力が必要ではないか」と責める心しか出てきませんでした。

しかし先日、自分の仕事で期限が迫って焦っていた時、その先生が「何かお手伝いはありますか？」と尋ねてこられ、その一言に焦りと不安な気持ちが小さくなり救われました。

そして、あの親子遠足の時、声が届くように保護者や子どもたちを前に誘導するなど自分がやるべきことがあったのではないかと自分の態度を見つめ直す機会となったのです。

それ以来、その先生と一緒に保育をする時、子どもたちの後ろで見えない時であっても、大きな声で歌ったり、体を大きく動かしたりしてその場を盛り上げ、全力で楽しむことを意識しています。

笑顔になれない時こそ笑顔で明るい自分に変わることで、周囲も明るくなる喜びを感じています。