2024.12.01
「小さな音楽会 in 羽咋 クリスマスバージョン」が開催されました。
8 月に引きつづき、チームエシックスライツ主催により、12 月 1 日(日)、石川県羽咋市にある宇宙科学博物館コスモアイル羽咋(小ホール)において、「大声で泣いちゃっても、大丈夫♪ 0 歳から大人まで一緒に楽しむ『小さな音楽会』クリスマスバージョン」が開催されました。
イベント開催の 5 日前には、石川県西方沖を震源とする最大震度 5 弱の地震が発生し、度重なる不安の渦中ではありましたが、チームエシックスライツのスタッフは富山市から羽咋市へと向かいました。道中、バスの窓から空を見上げると、大きな虹が架かっている光景があり、まるで自然の恵みが被災地を応援しているように思えてなりませんでした。
コスモアイルや輪島市役所、地域の方々にも広報活動のお力添えをいただきながら、当日は多くの方々がご来場されました。
入場時には、プログラムと共に、RINRI PROJECT の QR 付きキーホルダーが配付され、子どもたちは、「どれにしようかな~」と手に取っては嬉しそうに選んでいましたよ♪
開会後、昨年 7 月のミス・ユニバース・ジャパンにおける日本大会で、セミファイナリストになられた丸林恵梨香さんが東京から富山に駆けつけられ、「小さな音楽会」の開催に寄せてご挨拶くださいました。
*丸林恵梨香さんは、「小さな音楽会」の 10 日後に行なわれた「2025 ミス・インターナショナル世界大会」へとつながる「日本代表選出大会」において、2位の準ミス・グランプリに輝きました
大切なステージ直前でありながらも、被災地が一日も早く復旧・復興へと向かうよう心から願われて、イベントに華を添えてくださったことに改めて嬉しく思います。ちなみに、丸林さんは、富山で開催された「Ethics Fan Meeting 2024、秋。」においても、スピーカーの一人として、夢に挑戦しつづける中で抱いた周囲の方々への感謝と新たな希望をお話くださいました。
開幕した第 2 弾となる今回の音楽会では、ハープ、ビオラ、フルート奏者による三重奏で全 11 曲が演奏されました♪
クリスマスツリーが一層、素敵な雰囲気を醸し出す中で、第一部では、代表的なクラシック音楽が演奏され、最後の『いのちの歌』は、被災された方々にお冥福をお祈りしながら、いのちの大切さを胸に刻むひとときとなりました。
第二部では、子どもたちも大好きなジブリやクリスマスのメドレーが演奏されました。
知っている曲が流れると、幼い子どもたちは、音楽に合わせて口ずさんだり、鼻歌を歌ったりして、とても楽しそうでした♪
時に、泣いてしまう子もいましたが、お知らせ用紙に「大声で泣いちゃっても、大丈夫」と記載していることで、皆さん、温かく見守る雰囲気があり、むしろ穏やかでアットホームな空間となりました。
演奏終了後には、「クリスマス奇跡の愛の物語」(実話のショートストーリー)も上映されました。クリスマスを迎えるまでに起こる奇跡のような愛の物語を通して、人とのご縁の大切さ、家族の素晴らしさを再実感する場となり、感動を共に味わう時間でした。
退場時には、クリスマスにちなんだ様々なチャームが付いたお菓子が配られました♪
紙コップを工夫して作られたオシャレで可愛らしいお菓子バッグは、スタッフの方々による手作りです。持ち手に付いているチャームは、ネックレスやキーホルダーとしてもお使いいただけるようですよ。
なお、当日、同じ建物内の大ホールでは「石川県全土から消防団員が集う活動発表会の表彰式」が開催され、最優秀賞を受賞された高務団員の皆さまが地域防災への貢献を称えられる感動の場となりました。
音楽で「心の復興」を目指すチームエシックスライツのイベントと、地域防災を支える消防団員皆さまの場が同じ日に隣り合ったことに深い縁を感じます。このような日に立ち会えたことに感謝と感動を覚え、心豊かな社会づくりに少しでも寄与していきたいと、より一層、心に刻みました。
震災からまもなく一年とは言え、復興と言える日が来るのはまだまだ時間が掛かりそうです。
チームエシックスライツは、物質的な支援だけではなく、心のケアや未来への希望を育むため、震災後に失われがちな文化的な豊かさを子どもたちに届けたいという願いで、今回の音楽会を企画しました。
短い時間でしたが、音楽がもつ力で、被災地に癒しと安らぎをお届けすることができ、来場者の皆さまが笑顔で帰っていかれて、嬉しい一日となりました。