2024.07.14
「出張・まちなかほっとステーションin宇出津」が開催されました。
令和六年能登半島地震の発災から半年が過ぎたと言え、未だ被災地には多くの傷跡が残り、被災された方々は、度重なる困難や課題と向き合われ、不安を抱えながらの生活が続いています。
そのような中、7月14日(日)、石川県鳳珠郡能登町観光・地域交流センター「コンセールのと」にて、富山市の有志スタッフ34名により、出張・まちなかほっとステーションが開催されました。
「被災地の子どもたちに遊びの場を提供したい」
「『育児・健康相談室』で心の安心と明るい希望を持っていただきたい」
「過酷な日常から離れてお茶席で心を癒し、生きる活力にしていただきたい」
そのような願いからの開催です。
5月4日(土)に行なわれた七尾市矢田郷地区コミュニティセンターにつづき、被災地での出張・まちなかほっとステーションの開催は今回で二度目となります。
当日は、現地の方々によるお声掛けもあり、館内で避難生活を送っておられる方々や地域の方々など、予想を大きく超えて300名余りの方々が来場され、楽しさと優しさの広がる穏やかな交流の時となりました。
取り組み内容
制作
ペットボトルでけん玉づくり、ステンドグラス風アート、マジックカード づくり
あそび
ゲットわなげ、大型ジグソーパズル
教養講座
涼風のお茶会
運動
歌&脳トレでリフレッシュ
育児・健康相談室
*その他、マッサージコーナー、リサイクルコーナー(子供服、制服、文具、教材他)と フードドライブ食品のご提供、ランチのご提供など。
お帰りの際には、来場者から「本当に楽しかった、夢中になれていろんなことが一時、どっかに吹き飛んでいったわ、ありがとう」「震災後、初めて歌を歌った、楽しかった」「久しぶりにお抹茶を味わえて嬉しかった」などの感想が寄せられました。
家が全壊し、避難所生活を余儀なくされる方々も多数おられます。
とてつもない不安や寂しさ、苦しさを抱えておられながらも、明るい笑顔で参加される来場者の方々に触れて、今後もみなさんが繋がりを持てるような心の交流の場として、サードプレイスを提供していきたいとの想いを強く抱きました。
被災地の方々の声に耳を傾け、寄り添い、いつまでも能登半島地震を風化させることなく、共に乗り越えていくことを心に誓う場となりました。