RINRI PROJECT代表 上廣 哲治のヘッダー

幼少期から厳しい教育を受け、どんな困難も乗り越えられる自信がついたと語る上廣代表。
だからこそ、コミュニケーション力がなくても、自分らしさを貫き生きていけるすべが身に付いたのでは、と振り返る。
まさしく今号の第一特集は「『コミュ力』に自信なくても自分らしく生きる!!」。
上廣代表が思うコミュ力について、ご自身のエピソードを交えながら語っていただいた。


真剣に語れば必ず相手に思いは伝わります

自分にないものを持つ親友との関係

── 若い頃の上廣代表はどんな青年でしたか。

「あまり大人の言うことは聞かない、気が強いわがままな若者でした。今から思うとかなり生意気で、10年ぐらい銀行に勤めていましたが、尊敬できない上司の話は半分くらい聞き流していました(笑)」

── 同世代の方とはどういうお付き合いを?

「言いたいことを言いまくっていました。周りからは"かなり嫌な奴"だと思われていたと思います。だから、けんかにもならない。そもそも私が銀行員として働いていた時代は"24時間戦えますか"のCMが流行語大賞となったくらい深夜まで働き、朝6時には家を出る、休日出勤は当たり前と、仕事ばかりしていた気がします。今振り返っても、新しい友人ができる環境ではありませんでした」

── では、学生時代のご友人とはどんなお付き合いをされていたのでしょう?

「今でも付き合っている仲の良い友人が一人います。穏やかで誰からも好かれる、私にはないものを持っている人ですね。初めて会ったときは、まさか生涯の友人になるとは思いませんでした。彼は彼で、私のことを今まで会ったことのない変わった奴だと思ったようです(笑)」

── 長いお付き合いになった要因は何だと思われますか。

「彼は、かめばかむほど味が出るスルメイカのような人間だからでしょうね。のんびりしている割にしっかりした自分なりの考え方を持っていて、私に遠慮なく助言してくれる。こんなとき彼なら何て言うかなと、飲みに誘うこともよくあります。あとは彼が醸し出す雰囲気でしょうか。変な物言いですが、空気感が合っていたのだと思います」

── その魅力はどこから来ているものだと思いますか。

「人生経験じゃないですか。彼は母子家庭で育ち、父親からDVを受けたつらい経験を持っていたというのを後から知りました。やんわりとした性格なのに芯の強さを感じたのは、そんな背景があったからなのかと納得がいきました」

── 逆に、ご友人から上廣代表はどんな性格で、そこに至るまでどんな背景があったと思われていたのでしょう?

「彼からはよく、お前の自信はどこから来るのかと聞かれました。彼にも話したことがありますが、うちの父はものすごく厳しく、ライオンが子どもを谷底に突き落とすがごとく、自分ではい上がってこいと試練を与えるタイプだったんですね。幼少期からそんな教育をたたきこまれ、つらい経験をしてきましたし、失敗もしてきました。それを乗り越えてきたというのが、私の根拠なき自信です」

RINRI PROJECT代表 上廣 哲治 インタビューの様子

友人もコミュ力もなくていい!?

── お二人のような、長きにわたって続く友人関係は、一般的にもそう簡単に作れるものではないですね。

「もちろん友達はいたほうがいいと思いますが、だからと言って、無理に作らなくてもいいと思います。何をもって友達と定義づけるのか。飲みに行ったりゴルフに一緒に行ったりするのが友達なのか。その程度の友達らしきものは、その時々でできます」

── その時々で、留意されることはありますか。

「自分も立ち入られたら嫌な領域がありますから、お互いその領域に入らないよう配慮することでしょうか。あと親友とは貸し借りを作らないのが鉄則。金を貸してくれとか、商品を買ってくれとか、そういったベタベタした関係は避けるべきでしょう」

── 今回、第一特集でも取り上げましたが、コミュ力がなく人付き合いがうまくいかないと悩む若い人も多いと聞きます。

「コミュニケーションも無理に取らなくていいんじゃないですか。これは性格ですが、私は自分の考えや行動を曲げてまで人と付き合おうとは思いません。もちろん最低限の気は遣いますが、プライベートまで自分はどう思われているのだろうと考えながら付き合うのは大変です。
ただ、私は若い頃から健全な上昇志向を持つようにし、かつ人に負けるのが嫌な性格でもあったので、同じレベルの人間と付き合っていたら自己成長できないと思っていました。自分とは違う人、それがいい奴であろうと悪い奴であろうと得るものはあるはずと、周りに合わせようとか、自分と波長が合う人だけとコミュニケーションを取ることは避けていました」

── そんな中、とことん合わない方もいらっしゃいますよね。

「そこは仕方ない。これ以上は話にならないとコミュニケーションを取ることはやめます。ドライな言い方ですが、友達といってもしょせんは他人。自分の問題は自分でしか乗り越えられない、と思っています」

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